Court House M

会社用地跡の集合住宅PROJECTです。

計画地は、近鉄電車の久宝寺口駅徒歩７〜８分のところにあり、廻りには製造工場等もありますが、スーパー、コンビニエンスストアー、ファミリーレストラン等も多く、マンション等も多く存在している地域です。

クライアントは、この辺りの土地の有効活用をされておられる方で、この用地は会社用地として貸されていましたが、その会社が倒産となり後の活用方法として収益マンションを選択されました。

ただ、「ありきたりな物を造ったのではすぐ飽きられてしまう。自分たちが住みたいと思う住宅を造ろう。」と言うお考えでしたので敷地を何度も見る中で浮かんできました「専用コートを持つ集合住宅」をご提案させていただきました。

構造は木造で、2階建てのメゾネットタイプが東側に4軒、西側に5軒並んでおりその間を共通の通路である路地が南北を貫いた形式になっています。また、各々の住戸にはそれぞれ専用のコートがあり、そこにはデッキテラス、プランターが設けられています。

このコートのおかげで従来の木造長屋で問題となる音や日照不足なども解決され、快適な暮らしを送る事が出来ます。

分譲マンションはもとより、建て売り住宅にもないプログラムのおかげで他の物件との差別化が明確となり、おかげさまで完成後、すぐ満室となりました。

これから永きに渡り、この集合住宅が入居者の方に可愛がっていただける事を願っています。